茶道が持つ奥深さをとことん感じることが出来、祖母に思いを馳せた素敵な時間と空間でした。
先日、茶道体験にお見えになった男性がとっても嬉しい紹介をFBに投稿して下さいました。
ブログ掲載の承諾をいただきましたので紹介させて頂きます。
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【茶道体験会のご報告(ちょっと長文)】
永野さんのご自宅にある「吉野庵」で茶道の体験をして参りましたので、ご報告させて頂きます。
自由設計のマンションの一室に茶室を設えてあって、部屋に入ると隅々までお掃除の行き届いた清潔な空間と畳の匂いが来訪者を迎えて呉れます。
自宅にも実家にも和室が無い私は、これだけでも背筋が伸びました。
実は、私の母方の祖母は佐賀市で生徒さんを200人位教えていた先生だったので、小さい頃母と帰省するとよくお稽古の時にお茶室に呼ばれたものでした。
その頃は、綺麗な和服の綺麗なお姉さんと良い香りに囲まれて鼻の下を伸ばしていただけですが、今となっては「当時祖母は何をしていたのだろう」「祖母が教えたかったのは何なんだろう」という興味が胸の奥にずっと引っ掛かっていました。
お教室に先立って、お茶の歴史やお茶室の変遷、茶道と戦国武将の関係、お道具の名前や役割、特にお茶碗が持つ特別な意味合いなどについて教えて頂きました。
そして、裏千家の基本的な心構えである、四規=「和敬清寂」と利休七則を庵主自らの墨書と共に訓じて頂きました。
静寂ではなく清寂であり、「寂」の意味は動じない心、と教えて頂き「寂聴」の意味がストンと府に落ちた瞬間でした。
そしていよいよお茶を頂く場面。
今回、正座ができない私のために、「立礼(りゅうれい)」という西洋人のために開発された(だったような)椅子に座ってのお作法でのお茶初体験。
そして、普段よく飲む泡の立った「薄茶」ではなく、『濃茶』なるものを頂きました。
正確に覚えていないのですが、茶尺で5~6杯はお抹茶を入れた気がします。
正座しない茶道がある事も、泡がない更に濃いお茶がある事も知りませんでした。
しかも、一日に数杯のエスプレッソを頂く私ですが、私の幼少の体験(兎に角、苦かった)を聞いていた永野さんは、気を遣って当日の私の体験会に合わせ、宇治から比較的苦くないお茶をわざわざ仕入れて頂いていたのが、客人への”もてなしの心”なんだとも思いました。
茶道が持つ奥深さを とことん感じる事が出来、祖母に想いを馳せた素敵な時間と空間でした。
400年も続いたのには訳がある、そう思いました。
不思議と、茶道の教えが経営やマネジメントそのものである感覚も覚えました。
多くの経営者や管理職、それにセールスパーソンにもお茶を知って貰いたいと思います。
そして、最後はやっぱり”人格”なんですねぇ。「おお、ここでもかぁ」と妙に納得してしまった、横浜の夜でした。
皆さんも、お作法に留まらないお茶の本質、人としての心と所作を身に付けたいなら、吉野庵へどうぞ。(チャーリー)
・・・・・・ここまで・・・・
この方は29年勤務した大手企業を 奥様の介護という突然の理由で退職されました。
その後ご自身の経験を活かし従業員の介護離職リスクから会社と経営者を守り「経営者と従業員双方の幸せを実現するワークライフバランス」社会を目指す理念で起業されたチャーリー井手さんこと
こんなに嬉しいFacebook紹介投稿をしてくださり感激しました。ありがとうございます。
益々、茶道に精進しなければと身が引き締まる思いです。
庵主
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